◆◆◆最後の秘境 東京藝大◆◆◆ [本]
『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』
二宮敦人
東京藝大。
一般の大学とかけ離れた、かなりストイックで、かつゆるい空間…。
どんなに芸大がヘンか、スゴイか、音校と美校を分け、時には比較しつつ書き綴っています。
筆者の表現の仕方と受け止め方がおもしろいんだな、この本は。
東京芸大。
現役で落ちた。工芸科。
私は多摩美の立体デザインに現役で受かり、他にも多摩美のグラフとか武蔵美の工芸工業とかも受かっちゃって、もう有頂天で多摩美の立体クラフトに入学したのだけれど…芸大は落ちた。
其の時分、ガラスコースは多摩美にしかなかったんですねぇ。
もし芸大にあったら必死で芸大対策したんでしょうねぇ…。
ガラスを専攻したかった私は、芸大が第一志望ではなかったので、ウキウキと第一志望の多摩美立体デザイン・クラフトに入ったわけです。
今は色んな芸大美大にガラス工房はありますねぇ。
で、私が通っていた頃の美大は、それこそ、その本に書いてあるような、すごい環境でした。
ガラス科は当時窯の火の番があり、順番で学生がお泊りしていました。
お泊りの人とと、お泊りでもない人が、コールド(と呼ばれる作業場)でお酒を飲みながら作業したり、ギター弾いて歌ったり、暗いお外でBBQしてたり…。
それなりに楽しい窯番。
芸祭も泊まり込みで、テントなんか工房の外に張って、ガラスの学生や金工の先輩やらと、中で一升瓶抱えて、チンチロリンなんかした記憶もあります。
ガラスの破片でアクセサリー作って、そこらへんに敷物しいて売ったり!笑
今思えば、あれが今のアクセサリー業のハシリでしたね。
と、本を読んで沢山の記憶が蘇ってきました。
芸大はもちろんもっと凄そう!
カオスって表現が、笑えるけどきっとピッタリ!
今度頑張って芸大の芸祭いってみよう。
本当は音校のほうにすごく興味あり!
Les temps heureux
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